最強のデビットカード王国「オランダ・アムステルダム篇」

最強のデビットカード王国「オランダ・アムステルダム篇」

ヨーロッパやアメリカではデビットカードの普及率、利用率が急速に伸びています。それはもう、クレジットカードを超えたと言っても過言ではないほどです。中でも、デビットカードがなければ暮らせないと言われるほどデビットカードを利用している国があります。

実際に世界各地を旅してデビットカードを使ってみた体験談を詳しくレポートする「デビットカードで海外旅行」記念すべきシリーズ第6弾。今回は、デビットカード大国「オランダ」。英語では「Netherlands(ネザーランド)」と表記されることが多く「オランダ」と言っても通じません。

実はこの国「オランダ」こそがデビットカード大国なんです。現地で暮らす筆者のリアル体験談、オランダデビットカード生活をお楽しみください。

オランダってどんな所?

オランダは東をドイツ、南をベルギーに接する西ヨーロッパの国で、江戸時代に鎖国していた日本が唯一関係をもった外国としても有名ですよね。あまり知られていませんが、オランダはカリブ海にもいくつかの島(アルバ、キュラソーなど)があります。

憲法上はアムステルダムがオランダの首都とされていますが、事実上の首都はデン・ハーグという街で日本大使館もデン・ハーグにあります。日本人の多くはアムステルダムやアムステルダム近くのアムステルフェーンという街に住んでいるため、これらの街に時々出張大使館が来て様々な手続きを行っています。

日本からの行き方

スキポール空港

日本からはKLMオランダ空港から「成田空港-スキポール空港」間の直行便が出ています。この場合のフライト時間は、往路が約12時間、復路が約11時間です。直行便以外にも、ロンドンやパリなど様々なヨーロッパの空港からアクセスが可能です。

オランダは小さな国で見どころも多いとは言えないので(好きな人は何度もリピートするほどなのですが)、他の国も一緒に回るという旅行者が多いようです。

公用語・通貨・時差

オランダの公用語はオランダ語ですが、オランダ人はとにかく英語が上手です。地方に行くと話せない人もいるようですが、アムステルダムで英語が通じないことはほぼありません。この「オランダって英語が通じるぞ」の影響は大きく、イギリスのEU離脱(ブレクジット)でイギリス・ロンドンからオランダ・アムステルダムに拠点を移す企業が増えています。

オランダ人の英語ってイギリス英語かと思いきやアメリカ英語なんですって。テレビの影響が強いらしいけど、日本人もアメリカ英語を学んでるから分かりやすいかも。

オランダで使用されている通貨はユーロ(€)です。

日本とオランダの時差は-8時間(サマータイムは-7時間)で、日本の午前8時がオランダの深夜0時となります。(EU加盟国のサマータイムは、2021年に廃止される方向です)

交通手段

オランダのトラム

オランダで最も便利な乗り物は自転車ですが、次に便利なのがトラム(路面電車)です。街中のいたるところにトラムが走っています。

トラムに乗るには、スイカのような交通カード「ov-chipkaart」を購入して乗るのが一般的です。

見どころ

オランダに行くなら春・夏が絶対にオススメです。冬になると日照時間が短く16:00には暗くなってしまいます。雪はさほど降りませんが、かなり寒い(東京よりずっと寒い)ので観光にはあまり向いていません。

チューリップ:キューケンホフ公園

キューケンホフ公園

オランダと言えばチューリップ。チューリップを見るならキューケンホフ公園(Keukenhof)です。実はこの公園、一年のうち約二ヶ月間しか開いていません。

そう、キューケンホフ公園はチューリップの開花時期に合わせて毎年3月中旬~5月中旬(下旬)※開園日は毎年かわりますの約二か月間しか入園することができないチューリップを観るための公園なんです。

キューケンホフ公園へはスキポール空港からも直行バスが出ているので、旅行者にとてもアクセスがよい観光地です(オープン時期のみ)。オランダ観光を考えているなら、是非この季節に。一見の価値ありです。

風車:キンデルダイク、ザーンセ・スカンス

風車

チューリップに並ぶオランダ名物といえば「風車」ですよね。日本の風車の主な役割は風力発電ですが、オランダでは「治水・製粉・材木の切断・油の製造」などなど、風車が様々な役割を担ってきました。現在では、こういった用途での風車利用は大分減っていますが、キンデルダイク(Kinderdijk)やザーンセ・スカンス(Zaanse Schans)には昔ながらの風車が数多く残っているので、「これぞオランダ」というイメージそのままの風景が見られます。

オランダでは5月の第2土曜日が「風車の日」とされていて、現在非公開とされているものも含め多くの風車や水車が無料で公開されます。風車の日には、普段は停止している風車を稼働させるイベントなども実施されます。

オランダの風力発電

現在のオランダでは、風力発電用にも風車が活躍しています。日本よりも規制が緩やかなようで、高速道路のすぐそばにも風車が建っています。景観を損ねないために根元が緑に塗られた風車があったり、風車マニア(いるのか?)ならやっぱりオランダは行くべきです。

美術館:ゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館

オランダにはゴッホ美術館(Van Gogh Museum)、レンブラント「夜景」やフェルメール「牛乳を注ぐ女」などを所蔵するアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)など芸術面の見どころもいっぱいです。

グルメ

ハーリング(Haring)

オランダ・ハーリング

オランダの美味しいものって何だろう?あまり聞かないかもしれませんね。実は、オランダ人はすごくお寿司好きです。スーパーマーケットには寿司コーナーがあって、お持ち帰り寿司をどんどん握っています。何故そんなに寿司好きなのかと言うと、オランダ人はニシン(Haringハーリング)を軽く塩漬けして食べるのが大好き。これが結構生魚に近いからなんじゃないかと思います。

旬の時期(6月頃)には、あちこちにハーリングの屋台が出ていますから見かけたら食べてみてください。塩味がついてますし、みじん切りのピクルスや玉ねぎがついてくるので醤油や生姜が無くてもさっぱり食べられます。

パンネクック(Pannenkoeken)

オランダパンケーキ

オランダ版パンケーキ、パンネクック。フルーツやチョコレートがのった甘い系、ベーコンやチーズがのったしょっぱい系どっちもあるので、おやつにもランチにもオススメです。生地が薄いのでクルクル巻いて食べるのがオランダ流です。ベビーカステラのような一口サイズのPoffertjes(ポッフェルチェ)も食べ歩きにピッタリで人気です。

お土産

デルフト焼

デルフト焼

オランダのデルフト近辺で16世紀から作られているデルフト陶器。デルフト焼の有名ブランドは「ロイヤル・デルフト」ですが、ここはかなり良いお値段がしてしまいます。そこまでのものではないですが、お土産店にはたくさんのデルフト焼が並んでいるのでお土産にはこちらで十分。ミッフィーの絵が描かれたものが人気です。(※ミッフィーはオランダのデザイナー作のうさぎの女の子のキャラクターです)

木靴

オランダ木靴

定番中の定番ですが、オランダの観光地でやたらと目にするのが木靴。オランダの土地は湿った土や砂が多いので、ぬかるみを歩くのに木靴が重宝されたそうです。現代では街中で木靴を履いてる人は見かけませんが、農業やガーデニングの際に今でも履いてる人がいるそうです。

チーズ

オランダチーズ

オランダではどこのスーパーにも巨大なチーズ売り場があります。街中にもたくさんのチーズ専門店があります。ハードチーズなら好きな大きさに切って真空パックにしてもらえる(専門店のみ)ので気軽に、「Could you make vacuume pack?」と言ってみてください。とくにおすすめは「OLD」と呼ばれる長期熟成タイプのチーズ。ワインやチーズ好きなら喜ばれること間違いなしのお土産です。

本当は内緒にしておきたいんだけど、このページを訪問してくれた皆様にだけ現地在住筆者オススメのチーズショップを教えちゃいます。
チーズの他にエシレバターなんかも日本では信じられないような価格で購入可能ですよ。

デビットカードが使える店・使えない店

冒頭でお伝えした通り、オランダはデビットカード大国です。強盗や店員のちょろまかし対策でお店に現金を置かないように「カードのみ」という店も少なくありません。

デビットカードのみ

オランダでお買い物するとき、注意が必要なことがあります。それはレジに上の画像のようなマーク「PINNEN」がついている場合です。実はこれ、現金不可でクレジットカードも不可、デビットカードしか使えないというマークです。ただし、ここでいうデビットカードは「PIN」と呼ばれるMasterカード発行のデビットカード「Maestro」を指します。

MastercardつきデビットカードならSBI

これ、旅行者には厄介ですよね。このマークのレジに並んでしまうと、いざ順番と言う時にクレカやMaestro以外のデビットカードを出すとはじかれてしまい、別のレーンで並びなおしという事になってしまいます。

ただ、オランダで一番大きなスーパーマーケットチェーン「アルバート・ハイン(Albert Heijn)」の「PINNEN」レーンでダメ元で三菱UFJデビットを出してみたんですが、すんなり受け付けてくれました。ちなみにVISAでした。こんなこともあるんで試す価値はあるかもしれません。

デビットカードが使えない店はない?

オランダで暮らすならデビットカードは必需品です。観光地ではない小さなお店や、デビットカードが使えないことも多い駐車場やガソリンスタンドでもデビットカードが使えなかったことはありません。

ただし日本発行のデビットカード、とくにJCBデビットが使えないことはあるかもしれません。できればVISAデビット住信SBIネット銀行のミライノデビット(Mastercard)を持っていた方がいいでしょう。

★現金やクレジットカードが使えない店

・Albert Heijn(スーパー):PIN専用レーンあり、クレカ不可
・Marqt(高級スーパー):現金不可
・Broodbakker Simon Meijssen(パン屋):現金不可

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