JNB Visaデビット(ジャパンネット銀行デビットカード)は、弱点らしい弱点がない、全方向において優秀なデビットカードです(筆者のお気に入りカードです)。
ネット銀行という利点を最大限に活かして、独自のサービスを次々と展開しているのが魅力の一つ。「こうだったらいいな」という条件をほぼ満たしており、デビットカードの中でもスペックは最強に近いのではないでしょうか。申し込み方法も簡単なので、初めてデビットカードを作るという人にもおすすめです。
▼JNB Visaデビットを作ってみた!体験談はこちら
- 1. ジャパンネット銀行 Visaデビットが超使える理由。メリットは?
- 1.1. ポイント還元で使うほどお得に
- 1.2. キャッシュバックモール経由で買い物をすれば、ポイント+現金のキャッシュバックもあり!
- 1.3. 作るのも、使うのも無料。口座が開設できれば、与信審査もなし!
- 1.4. VISAブランドだから、世界中の提携店舗で使える
- 1.5. 海外ATMからの現地通貨引き出しもOK。出金手数料は無料
- 1.6. 利用したらすぐに確認!瞬時にメールで利用内容を案内してくれる
- 1.7. 公共料金の引き落としやガソリンスタンドでも使える!
- 1.8. 満15歳以上から作れる!学生の海外旅行・短期留学やネットショッピングにもぴったり
- 1.9. 保険付きだから、万一の時にも安心。Visa認証にも対応!
- 1.10. 提携ATMからの入出金は、毎月初回は無料!3万円以上は毎回無料!
- 1.11. ヤフオク利用者はジャパンネット銀行口座を使え!
- 2. デメリットはあるの?
- 3. JNB Visaデビットの作り方
- 4. ジャパンネット銀行
ジャパンネット銀行 Visaデビットが超使える理由。メリットは?
ポイント還元で使うほどお得に
これまで、日本のデビットカードは「ポイント還元」がなく、”旨味の少ない”カードと言われてきましたが、最近は様子が変わりつつあります。
ジャパンネット銀行のデビットカードは、もちろんポイント還元アリ!
現在JNBで発行しているのは、「JNBスター(ポイント)」が貯まるベーシックカードの1種類になります(以前はTポイントが貯まる「ファミマTカード型デビットカード」がありましたが、2019年5月20日以降、新規の申し込みは停止になりました)。
キャッシュカードと一体型なので、複数のカードを持つ必要はありません!
ポイント還元についての特徴は以下の通りになります。
JNBスター型デビットカード
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500円につき1JNBスター (1JNBスター=現金1円) |
☑︎利用月の翌月15日にポイント還元 ☑︎1JNBスター=現金1円としていつでも換金できます。 ☑︎1JNBスターから交換可能 ☑︎交換可能な有効期限は、取得の翌月から1年間 |
貯まった「JNBスターポイント」は、そのまま現金に交換することができます。500円の利用で1ポイント(1円)なので、還元率は0.2%。
クレジットカードと比較すると物足りないですが、分割払いなどの手数料(金利)をとって利益を得るクレジットカードと違い、実はデビットカードのポイント還元は完全に銀行側の持ち出し。ポイントが主な目的でなければ、少しでもバックがあるのは「おトク」と言っていいでしょう。ポイントアップのショッピングサイトも充実していますし、個人的にはこれで十分です。
ポイントの有効期間は?
クレジットカードの場合、例えばセゾンカードなどは、ポイントに期限のない「永久不滅ポイント」を採用しています。
JNBスターの有効期限は1年間。それまでに現金化しないと失効してしまいます。ただし、1JNBスター(=1円)から交換できますので、ポイントが入ったらこまめに現金化しておけば大丈夫です。
キャッシュバックモール経由で買い物をすれば、ポイント+現金のキャッシュバックもあり!
ジャパンネット銀行には、日用品からサービスまで、あらゆるジャンルのネットショップが集まっている「JNB Visaデビット キャッシュバックモール」というショッピングサイトがあります。キャッシュバックモール経由でデビットカードを使って買い物をすると、なんと、購入金額の1%が現金でキャッシュバックされます。
さらに、通常の利用ポイントも付与されますから、還元率は1.2%!下手をするとクレジットカードよりおトクだったり!?
使い方は簡単です。JNBの会員ページにログインし、キャッシュバックモールのサイトを開いて買い物をするだけ。
▼JNBキャッシュバックモールで人気の主なショップ
yahoo!ショッピング |
ディノスオンラインショップ |
セブンネットショッピング |
一休.com |
ビッグカメラ |
小田急百貨店 |
ケーズデンキ |
JALパック |
JTB |
海外旅行の為にデビットカードを作ろうとしているなら、旅行のツアーなどをキャッシュバックモール経由で購入すれば、ダブルでお得です。他にも、百貨店やアパレルブランド、ハイブランド(イヴ・サンローランがあったのには驚いた!)、スーパーマーケットなど色々あります。これ、見てるだけでマジで1日潰れますよ(笑)
作るのも、使うのも無料。口座が開設できれば、与信審査もなし!
デビットカード発行手数料・入会費・年会費はかかりません。ポイントバックがあることを考えると、コスパは最高!
また、クレカと違い口座残高以上の使用ができませんから、デビットカードを作るための審査もありません。口座の開設ができる条件を満たしていれば(満15歳以上で日本に居住していること)、誰でも作ることができます。
VISAブランドだから、世界中の提携店舗で使える
JNBのデビットカードには、国際ブランドのVISAが付帯されています。いくつかある国際ブランドの中でも、VISAの認知度と使用できる提携店舗の数は圧倒的。世界中の提携店舗で24時間、カード決済が可能です。
海外に行くなら、VISAカードは一枚持っておくことをオススメします!
海外ATMからの現地通貨引き出しもOK。出金手数料は無料
海外の「VISA」か「PLUS」のマークがあるATMから、現地通貨を引き出すことができます。ATMは、世界各地の空港やデパート、スーパーマーケットなど、多くの場所に設置されています。(VISAのホームページで、行き先のATMの設置場所を検索することができます)
また、ジャパンネット銀行の場合、海外ATMからの引き出し手数料はかかりません!個人的に、これはかなりポイント高いです。海外取引に関するコストとして【Visa指定のレート+3.02%】が上乗せされますが、現地での両替手数料を考えれば安いもの。ATMの場所さえちゃんと把握しておけば、持っていく現金は最低限ですみますね。
デビットカード | 海外ATM手数料 | 海外利用限度額 |
---|---|---|
JNB Visaデビット | 出金手数料0円 レートに海外取引コスト3.02%加算 |
ショッピング利用金額と合算して、1日あたり最大500万円まで設定可能 |
三菱UFJ-JCBデビット | 110円(税込) JCB指定の基準レートにJCBが指定した料率(1.6%)+海外事務手数料3.05%を加算 |
・海外ショッピング0~200万円 ※初期設定50万円 ・海外ATM現地通貨引出10万円 |
三菱UFJ-VISAデビット | 110円(税込) Visa指定の基準レートに海外事務手数料3.05%を加算 |
・海外ショッピング0~200万円 ※初期設定50万円 ・海外ATM現地通貨引出10万円 |
住信SBIネット銀行 ミライノ デビット(Visa) | 海外事務手数料2.50% | 0~100万円 ※初期設定30万円 |
Sony Bank WALLET | 220円 レートに海外事務手数料1.76%加算 |
0~100万円 ※初期設定50万円 |
SURUGA Visaデビットカード | 220円 レートに海外事務手数料3.0%加算 |
- |
イオン銀行キャッシュ+デビット | 220円 レートに海外取引関係処理経費1.60%加算 |
普通預金口座残高と利用限度額の範囲内 |
SMBCデビット | 110円 レートに海外事務手数料3.0%加算 |
1か月0~100万円 ※初期設定30万円 |
楽天銀行デビットカード | 出金手数料0円 レートに海外取引コスト3.024%加算 |
1日最大20万円。 ※デビット利用限度額が20万円より低い場合はデビット利用限度額が上限 |
りそなデビットカード | 海外事務手数料2.50% | 現地金融機関の限度額を優先 |
GMOあおぞらネット銀行VISAデビット | 海外取扱事務手数料3.02% | 1000円~100万円 ※初期設定30万円 |
海外出金手数料が安くても、レートに上乗せされる海外事務手数料が高いケースがありますから、海外での利用が多い人は、そのあたりにも気をつけてデビカを選ぶといいですよ。
利用したらすぐに確認!瞬時にメールで利用内容を案内してくれる
JNBのVisaデビットカードを利用すると、すぐにメールで利用店舗・引き落とし金額・引き落とし日時を教えてくれます。海外で使ってもその場で利用内容を確認できるので、使いすぎの防止にもなりますね。
公共料金の引き落としやガソリンスタンドでも使える!
デビットカードの欠点の一つとして、【光熱費や電話料金などの「公共料金」や、ガソリンスタンドの支払いに使えない問題】があります。
でも大丈夫。ジャパンネット銀行のVISAデビットは、その点もクリアしています。
☑︎2014年3月より、携帯電話や固定電話、光熱費などの公共料金、新聞の定期購入などの支払いが可能に
これは他社のデビカと比較しても、かなり珍しいサービスです。これなら、支払いのメインカードとしても十分に使えます。継続的な利用になるので、ポイントが貯まりやすいのも嬉しいポイント。
※ガソリンスタンドでの利用についての注意点
・利用料金の引き落としには1週間〜2週間かかります。
・口座残高が3000円未満の場合は利用できません。
・ガソリンスタンドでの利用は、3日間で最大3回までが限度になります。
定額自動入金サービスで残高不足も防げる!
「JNBのデビットカードをメインで使いたいけど、お給料が入る口座は別…。変更するのも、いちいちJNBの口座にお金を移すのもめんどくさいな…」
こんな人におすすめしたいのが、ジャパンネット銀行の『定額自動入金サービス』。
これは、毎月5日か27日に指定の銀行口座からお金を引き落とし、ジャパンネット銀行の普通預金口座に入金してくれるというサービスです。毎月決まった額を自動的にJNB口座へ移してくれるので、“うっかり残高不足”のリスクを減らして、気兼ねなくデビットカードを使うことができます。
満15歳以上から作れる!学生の海外旅行・短期留学やネットショッピングにもぴったり
JNBVisaデビットは、ジャパンネット銀行に口座が作れれば、審査なしで発行してもらうことができます。口座開設は満15歳以上から可能です。また、未成年でも親権者の同意は必要ありません※。学生のあなたも、立派な「お客様」。預金残高以上の利用はできませんので、借金地獄で苦しむこともありません。
最近は、友達と海外旅行に出かけたり、学校のカリキュラムで短期留学に参加する高校生・大学生も多く、与信審査無しで、世界各地で利用できるデビットカードの人気が高まっています。また、学生でも「ネットで買い物」が当たり前になってきましたよね。
JNB Visaデビットなら、親元を離れて生活している未成年の学生などでも、カード発行のためにわざわざ同意をもらいに行く手間がないので、気楽に作れます。ハンコを持って銀行まで行かなくて良いのも◎。
保険付きだから、万一の時にも安心。Visa認証にも対応!
JNB Visaデビットカードには、「第三者不正使用保険」が付帯されています。
万が一、デビットカード(キャッシュカード)を盗難され、他人に不正使用された場合でも、最大500万円まで補償されるので安心です。
また、JNB Visaデビットカードは、Visa認証にも対応しており、セキュリティ対策はバッチリです。
Visa認証とは?
Visa認証とは、VISAカードをネットで使用する際、確実に本人であることを確認するために、ショッピングの際、通常のカード番号のほか本人にしかわからないパスワードを求めるセキュリティシステムのことです。
不正にカードが使用されないために、多くのネットショップで取り入れています。もし、Visa認証が必要なショップでカードを使おうとしても、Visa認証に対応していないカードの場合、利用することができません。ネットショッピングが普及して、カードの不正利用被害もどんどん増えています。今や、「Visa認証の有り・無し」はカード選びの条件の一つです。
支払い時にVisa認証の画面が出たら、デビットカードと一緒に送られてきたカード型トークンでワンタイムパスワードを表示させ、そのナンバーを入力すればOK(JNBでログインIDを設定している人は、ログインIDも入力)。他人に不正使用されるリスクが大きく減りますから、安心です。
Visaのタッチ決済に対応しました!
JNB Visaデビットも、ついにVisaのタッチ決済に対応になりました!
専用の端末にカードをかざすだけで支払いができます。支払いがスマートなだけでなく、機械に通したり店員に預けたりしなくていいので、セキュリティ上のメリットもいっぱい。
このマークがある店舗で使えます。
▼Visaタッチ決済の使い方についてはこちらの動画もどうぞ!
提携ATMからの入出金は、毎月初回は無料!3万円以上は毎回無料!
デビットカードだけでなく、ジャパンネット銀行に口座を持つことのメリットも、実はたくさんあります。
ジャパンネット銀行は、その名の通り店舗を持たないネット銀行になります。自社ATMはありませんが、デビットカード兼用のキャッシュカード機能を使って、提携している金融機関のATMから現金の入出金ができます。JNBの場合、毎月初回(入金・出金各1回ずつ)は、提携ATMからの入出金手数料がかかりません。
さらに、一回の利用金額が3万円以上なら、何回でも手数料が無料。計画的にATMを利用すれば、余計なコストは抑えられます。
▼提携金融機関ATMの手数料
提携金融機関ATM | ATM利用手数料 |
---|---|
セブン銀行 E-net(ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップなど) ローソンATM 三井住友銀行 |
165円(3万円未満) ※毎月初回は無料 ※3万円以上の利用は無料 |
ゆうちょ銀行 |
330円(3万円未満) ※毎月初回は無料 ※3万円以上の利用は無料 |
デメリットはあるの?
ジャパンネット銀行のVisaデビットには、「分割払いができない」などの【デビットカードならでは】のデメリット以外、欠点らしい欠点はありません。
強いてデメリットをあげるなら、
×海外送金ができない
×振込ができるATMが限られている
といったところでしょうか(これはデビットカードというより、ジャパンネット銀行の口座に関する難点ですが…)。
海外送金ができない
ジャパンネット銀行の口座から、海外の口座へ送金することはできません。例えば、海外の運用口座にお金を入れたい、日本に居住中の外国人が、本国の口座にお金を送金したい、といった場合には対応できませんので、海外送金が可能な銀行を利用してください。
振込ができるATMが限られている
デビットカード一体型キャッシュカードを使って、提携ATMから他の口座へ振込をすることもできます。ただし、JNBのキャッシュカードで振込に対応しているのは、三井住友銀行のATMのみ。しかも、手数料はジャパンネット銀行と三井住友銀行、ダブルでかかってしまいます。
JNBの口座から振込をしたい場合は、できるだけインターネットバンキングを使って、オンラインで振込みをしましょう。24時間手続きができますし、手数料はダンゼンお得です。
▼インターネットバンキングの手数料
ジャパンネット銀行口座への振込 | 他行への振込 | |
---|---|---|
3万円未満 | 55円 | 176円 |
3万円以上 | 55円 | 275円 |
JNB Visaデビットの作り方
JNB Visaデビットを作るには、ジャパンネット銀行に口座を開設する必要があります。(すでに口座を持っていて、Visaデビット付きキャッシュカードに切り替えたい人は、公式HPにログインして手続きしてください)
ジャパンネット銀行には店舗がないので、申し込みはオンラインで行います。
①公式HPの「口座開設」ボタンを押し、本人情報を入力
お申し込みはこちら |
②スマホアプリか郵送で、本人確認書類を提出 |
③口座開設後、メールで通知 |
④カードとトークンが郵送される |
⑤パスワード(暗証番号)などの初期設定を行う |
⑥利用OK! |
口座開設アプリを使えば、その場で本人確認書類の提出ができます(画像をアップロード)。すぐに手続きが完了しますから、カード到着まで1週間ほど待てばOK。とてもスピーディです。
ただし、アプリ経由で提出できるのは、「運転免許証」「カード型の健康保険証」「個人番号カード(マイナンバーカード)」のいずれかのみです。
他の書類を本人確認として使う場合、郵送での提出になります。郵送の場合はカード到着まで2週間程度かかります。例えば「海外旅行に持っていきたい!」という人などは、出発前までにカードが手元に届くよう、余裕をもって申し込んでくださいね。
実際に口座を開設し、JNB Visaデビットを作った体験談はこちらにまとめています。詳しい作り方の手順も画像付きで紹介していますので、ぜひ参考にしてください!
▼口座開設に必要な本人確認書類
アプリ提出可能 (画像をアップロード) |
・運転免許証 ・カード型の健康保険証 ・個人番号カード(マイナンバーカード) のいずれか1点 |
---|---|
郵送対応 |
・パスポートのコピー ・住民基本台帳カードのコピー(顔写真とQRコードの記載があるもの) ・印鑑証明書(原本) ・住民票(原本) ・年金手帳のコピー+補助資料※ ・各種福祉手帳のコピー+補助資料※ のいずれか1点(1セット) ※補助資料とは… |
▼ジャパンネット銀行・Visaデビットカードのスペック
商品名 |
・JNB Visaデビットカード |
---|---|
ポイント還元 | あり |
ポイント付与内容 |
・ノーマルタイプ
|
国際ブランド | VISA |
利用可能な場所 |
・国内外のVISA加盟店舗 |
入会審査 | なし |
利用対象者 |
満15歳以上 |
年会費 | 0円 無料 |
支払い方法 | 原則、即時引き落とし |
支払い回数 | 1回 |
限度額 |
最大、1日500万円まで ※初期設定は30万円(変更可能) ※普通預金残高以上の利用は不可 |
保険 |
第三者不正使用保険付帯 (1口座につき500万円まで) |
VISA認証 | 対応 |