ようやく来れた海外旅行、あっちも見たいしこっちも見たい。ゆっくり食事してる時間なんてないとばかりにきっちきちに入れちゃった観光スケジュール。そんな時の強い味方がマクドナルドやケンタッキーといったファストフードです。
いやいや、ディナーは下調べバッチリ予約もバッチリだけどランチは適当になんて考えてる人、案外多いのではないかと思います。でも海外ではうっかり通りがかりのお店に入ると「高いのにまずい。」なんて大外れのお店に出くわす可能性大なんですよ。その点、マックやケンタッキーなら世界中どこへ行っても安心の味だし、時間もかけずに(歩きながらでも)ささっと食べられます。
だけどファストフードって店員さんの態度だけは要注意なんです。学生さんや、そんなに教育を受けてないにわかの店員さんも少なくないので現地語を話さないと「あ”~っ?」なんて態度をとられてゲンナリしてしまうことが少なくありません。
ファストフードって写真つきのメニューが置いてあるので、それを指しながらなんとかオーダーすることは可能なんですけど、それでも言葉が分からないと結構大変なんですよね。「Anything else?(他には?)」とかは聞かれるし。お会計でお財布の小銭を探すのに手間取ってると「ちっ!!」なんて舌打ちされることも珍しくなかったりして。
そこで今回は、英語を一切しゃべらずにファストフードで注文~お会計する方法を紹介しましょう。
注文はタッチパネル式、付属のカードリーダーで支払い完了
ヨーロッパなんかのファストフード店に入ると、店員さんがいるレジとは別に上の写真用のようなパネルが設置されてることがあります。これは何かというと、言葉をしゃべる必要はなく、タッチパネル式で商品が注文できちゃう優秀なマシーンなんです。しかも、カードリーダーがついてるのでデビットカードやクレジットカードを使って支払いまでできてしまうんです。
さすがに日本語はないんですが英語を始めいくつかの言語が選択できるので、とりあえず英語を選んで注文をスタートします。英語は分からなくても、操作は基本的に商品の写真をタッチしていくだけですから心配いりません。
注文が終わったら、パネル下部のカードリーダーにカードを差し込んで暗証番号(PIN)を入力しOKを押せばお会計完了です。あとは注文番号がプリントアウトされるので、レジの前で自分の番を待つだけです。
レジの上の方に注文番号と進行状況が表示されるボードがあるので、それを見て自分の番が来たら番号が印刷された紙を店員さんに渡せば商品を受け取ることができます。
商品を受け取ったら空いている席に座って召し上がれ。海外では食器類を放置して返ってしまう人が多いのですが、ゴミ箱があればしっかり分別して捨てましょう。なかなか席を拭いてくれないのも海外あるあるなので、食後は次に使う人のことを考えて綺麗にしておきましょう。
ちなみにタッチ決済に対応しているデビットカードやクレカをお持ちなら、暗証番号を入れなくてもカードをタッチするだけで決済完了ですからさらに便利です。
タッチ決済に対応しているデビットカード
ファストフード店でよく使う英会話
パネル式注文マシンの設置がなく店員さんと会話することになった場合に必要な英会話の例文を少しだけ紹介しておきます。
注文
注文票の写真を指差しながらオーダーすると安心です。
例:Cheeseburger and medium coke, please.
チーズバーガーとコーラのMサイズをください。(L:large、S:small)
注文する時は、I’ll have・・・やCan I have・・・をつけると丁寧な言い回しになりますが、ファストフード店では欲しい商品を指差しながら商品名だけ伝えれば十分です。
※フライドポテトはアメリカやカナダなどでは、French Fry 、イギリスやオーストラリアなどではChipsと言います。
セットは通じない
ハンバーガーとフライドポテトと飲み物などがついてるお得なセット。でも英語では「セット」と言っても理解してもらえません。「Combo」または「meal」と言うのが一般的です。
例:Do you have any combo’s in your menu?
セットメニューはありますか?
例:Combo A with large coke.
コンボAをLサイズのコーラで。
お持ち帰りしたい場合
イギリスなどヨーロッパ圏では、テイクアウトとは言いません。
Take away, please. もしくは To go, please.
注文の終わり
Anything else?
他に何かいりますか?
と聞かれるので、注文終了であれば
That’s all.
海外ではファストフードでもカード払いが常識?
日本ではマクドナルドやケンタッキーなどのファストフードでは、あまりデビットカードやクレジットカードが使用されていませんよね。でも海外ではファストフード店でもカード払いの方が一般的です。
待たずに買えるのがファストフード(fast food)最大のメリットですから、お会計のやり取りもスムーズに済ませたいというのが店側の本音です。あらかじめ客側に向けたカードリーダーが設置されてるレジが一般的なくらい、カード精算が推奨されています。たまってしまった小銭を使うチャンスでもありますが、カードで支払いをした方が店員さんにも後ろに並ぶお客さんにも喜ばれることは間違いありません。
ちなみに、国によっては数10円レベルの小さいおつりは渡さないのが常識というところもあります。