デビットカードとクレジットカードの違いとは?利用方法からポイント還元率まで徹底比較

デビットカードとクレジットカードの違いとは?利用方法からポイント還元率まで徹底比較

「デビットカードとクレジットカードってどう違うの?」デビットカードと聞いて、誰もが最初に浮かぶのがこの質問ですよね。

たしかにデビットカードもクレジットカードも、レストランやショッピングで現金の代わりに使うカードです。でも実は、この2つのカードには決定的な違いがあるんです。

お金が引き落とされるタイミング

デビットカードとクレジットカードの一番の違いは、口座からお金が引き落とされるタイミングにあります。

デビットカード クレジットカード
即時払い 後払い

デビットカードは使ったらすぐお金が引き落とされるのに対して、クレジットカードは後日改めて請求されます。

デビットカード

デビットカードの仕組み

デビットカードは、お店でカードを利用すると同時に銀行口座からお金が引き落とされます。

「現金払い」に近いのがデビットカード

クレジットカード

クレジットカードの仕組み

クレジットカードは、一旦カード会社がお金を立て替えて、後日一か月分の支払金額をまとめて引き落とします。

「借金」に近いのがクレジットカード

日本ではクレジットカードの利用(一回払い)に手数料がかからないため、デビットカードもクレジットカードも同じだと錯覚してしまいがちですが、デビットカードは口座に残高がないと利用できません

対してクレジットカードは、いったんカード会社が立て替えを行い、後日一か月分の利用料がまとめて請求されます。カード利用時点では、口座にお金がなくても利用限度額の範囲内であれば決済できてしまうため、支払日に「返済できない」といったトラブルが起こりがちです。
※オーストラリアなど一部の海外では、一回払いでもクレジットカード利用手数料を請求されることがあります。

利用方法

デビットカード クレジットカード
カードリーダーにカードを差し込んで暗証番号を入れる

利用方法はどちらも基本的に同じです。カードリーダーは差し込むタイプ、タッチするだけのタイプなどありますが、カードを認識させたあと金額を確認して暗証番号を入れるだけです。※金額によっては、暗証番号の入力が不要な場合もあります。

デビットカードは一回払いのみ、店で現金の引き出しOK

デビットカードには一回払いしかありません。分割払いを利用したい場合は、クレジットカードを利用してください。ただし、分割払い(リボ払い)を利用すると利息がかかってくることをお忘れなく。また、デビットカードにはキャッシュアウトというサービスがあって、スーパーなどでお会計をするときに一緒に現金をもらうことができます(サービス未実施の店舗もあり)

ATMの利用

キャッシュカード一体型のデビットカードなら、キャッシュカードと同じようにATMでお金を引き出すことができます。ATM利用手数料は無料の場合も多いのですが、時間帯や金融機関によっては一回100円~200円(税別)程度かかることがあります。

キャッシング機能がついているクレジットカードであれば、提携ATMを利用してキャッシング(お金を借りる)することが可能です。キャッシングには、最大18.0%とかなり高額な金利が設定されています。デビットカードと同じような感覚でお財布代わりに利用するのは危険です。

また、デビットカードは海外でも現地通貨を引き出すことができます(非対応カードあり)。利用には為替レートに海外事務手数料が数%上乗せされているので、キャッシングとどちらがお得かは一概には言えません。

※設置場所のカード会社が数100円程度の手数料をとることがあります。
デビットカード 海外ATM手数料 海外利用限度額
JNB Visaデビット 出金手数料0円
レートに海外取引コスト3.02%加算
ショッピング利用金額と合算して、1日あたり最大500万円まで設定可能
三菱UFJ-JCBデビット 108円(税込)
JCB指定の基準レートにJCBが指定した料率(1.6%)+海外事務手数料3.0%を加算
・海外ショッピング0~200万円
※初期設定50万円
・海外ATM現地通貨引出10万円
三菱UFJ-VISAデビット 108円(税込)
Visa指定の基準レートに海外事務手数料3.0%を加算
・海外ショッピング0~200万円
※初期設定50万円
・海外ATM現地通貨引出10万円
住信SBIネット銀行Visaデビット付キャッシュカード 海外事務手数料2.50% 0~100万円
※初期設定30万円
Sony Bank WALLET 216円
レートに海外事務手数料1.76%加算
0~100万円
※初期設定50万円
SURUGA Visaデビットカード 216円
レートに海外事務手数料3.0%加算
イオンデビットカード 216円
レートに海外取引関係処理経費1.60%加算
普通預金口座残高と利用限度額の範囲内
SMBCデビット 108円
レートに海外事務手数料3.0%加算
1か月0~100万円
※初期設定30万円
楽天銀行デビットカード 出金手数料0円
レートに海外取引コスト3.024%加算
1日最大20万円。
※デビット利用限度額が20万円より低い場合はデビット利用限度額が上限
りそなデビットカード 海外事務手数料2.50% 現地金融機関の限度額を優先
GMOあおぞらネット銀行VISAデビット 海外取扱事務手数料3.02% 1000円~100万円
※初期設定30万円

作り方

  デビットカード クレジットカード
申込方法 インターネット申込が主流
審査 なし あり
申込対象年齢 15歳以上
(金融機関によって異なる)
原則18歳以上

デビットカードには審査がない

デビットカードは口座開設さえできれば発行してもらえるカードです。クレジットカードのように、カード会社がお金を立て替えるわけではありませんから、基本的に与信審査はありません

デビットカードは借金ではなく自分の口座のお金を使うだけなので、支払いトラブルが起こりにくいというメリットがあります。従って、クレジットカードよりも申込み対象年齢が低く設定されています。金融機関によって多少の違いはありますが、15歳以上なら申し込み可能というデビットカードが多いので高校生がもてるカードとして重宝されています。

家族カード

主契約者の家族が使える家族カード。クレジットカードは安定収入がないと申し込めないので、旦那様が主契約者となり、専業主婦の奥様は家族カードを発行して利用していることが多いと思います。この場合、どちらが利用しても主契約者となる旦那様名義の口座からお金が引き落とされます。

では、デビットカードでも家族カードが発行できるかというと、全部のデビットカードではないものの家族カードが発行できるデビットカードも存在します。

たとえば、家族カードが発行できるデビットカードで人気なのがスルガ銀行Visaデビット。こちらのカードは3枚まで家族カードの発行が可能です。スルガ銀行Visaデビットは、15歳(中学生不可)から発行可能なので留学などで海外に行くお子さんにもたせる親御さんが増えています。

スルガ銀行 Visaデビット

スルガ銀行 Visaデビット ●家族カードの発行が可能
●コンビニやゆうちょATMからの入金手数料無料
●年会費・発行手数料無料
●審査なし

年会費 0円
国際ブランド VISA
ポイント デビットカードの利用代金×0.2%をキャッシュバック。
マイルやポイントが貯まるインターネット支店のVisaデビット付きキャッシュカードあり。
オススメ度 ★★★☆☆
家族カード 発行手数料0円
3枚まで発行可能
※ANA支店、Tポイント支店、リクルート支店、OCN支店、dポイントクラブ応援バンク、Gポイントクラブ、ALSOK CLUBでは発行不可

発行元と国際ブランド(VISA、JCB)

デビットカード クレジットカード
銀行などの金融機関 信販会社(カード会社)

クレジットカードを発行しているのは信販会社で、デビットカードを発行しているのは銀行や信用金庫などの金融機関です。デビットカードにもVISAやJCBのマークがついてるものがありますが、これはVISAなどの国際ブランドと銀行などが提携して発行しているカードで、加盟店であれば世界中どこに行っても利用できます

発行元と国際ブランド(VISA、JCB)

クレジットカードと提携している国際ブランドはVISA、JCB、MasterCard、American Expressなどたくさんありますが、現在日本で発行しているデビットカードと提携しているのはVISAとJCBだけです。クレジットカードよりも提携している国際ブランドが少ないデビットカードですが、海外でもダントツの加盟数を誇るVISAがあるので不自由はありません。さらにデビットカードの普及に伴い今後、Mastercardに対応したサービスも開始される予定です。

VISAデビットカード 金融機関
三菱UFJ-VISAデビット 三菱UFJ銀行
SMBCデビット 三井住友銀行
JNB Visaデビット ジャパンネット銀行
住信SBIネット銀行Visaデビット 住信SBIネット銀行
Sony Bank WALLET ソニー銀行
イオンデビットカード イオン銀行
SURUGA Visaデビットカード スルガ銀行
楽天銀行デビットカード(VISA) 楽天銀行
GMOあおぞらネット銀行VISAデビット GMOあおぞらネット銀行

年会費とポイント還元率

デビットカード クレジットカード
還元率0.2~0.5%程度 還元率0.5%以上

クレジットカードはポイントが貯まってお得だから使ってるという人多いと思います。実は、デビットカードにもキャッシュバックやポイントサービスがあるんです。

クレカのポイント還元率は0.5%が一般的ですが、高いものは1.0%を超えるものもあります。それに比べるとデビットカードの還元率は見劣りしてしまいますが、そもそも自分の口座のお金を使ってるだけでキャッシュバックなどのサービスが受けられるなんてお得だと思いませんか?とはいえ、少しでもポイント還元率が高いカードを選びたいのは当然です。ポイント還元率は、JCBデビットの方がVISAデビットより高く設定されてることが多いようです。

  年会費 申込年齢 ポイント還元率/キャッシュバック(CB) 
JNB Visaデビット 0円 満15歳以上 0.2%(CB)
三菱UFJ-JCBデビット 初年度無料
2年目以降1,080円(税込)
※条件付無料
15歳以上※中学生不可 0.3%~0.5%相当
※交換商品により、還元率は異なる
三菱UFJ-VISAデビット 初年度無料
2年目以降1,080円(税込)
※条件付無料
15歳以上※中学生不可 基本0.2%、最大0.5%(CB)
住信SBIネット銀行Visaデビット 0円 15歳以上 0.6%
Sony Bank WALLET 0円 満15歳以上 0.5~2.0%(CB)
SURUGA Visaデビットカード 0円 15歳以上※中学生不可 0.20%(CB)
イオンデビットカード 0円 18歳以上※高校生不可 0.5~1.00%
SMBCデビット 0円 満15歳以上※中学生不可 0.5%
0.25%(CB)
※どちらか選択
楽天銀行デビットカード デビットカード(JCB)…0円
ベーシックデビットカード(Visa)…0円
シルバーデビットカード(Visa)…2,160円
ゴールドデビットカード(Visa)…5,400円
16歳以上 JCB1.0%
Visa1.0%
りそなデビットカード 0円 15歳以上 0.50%
GMOあおぞらネット銀行VISAデビット 0円 15歳以上 0.60%

不正利用時の補償

デビットカード、クレジットカードともに不正利用を補償する保険が付帯しています。ただし、補償対象期間を過ぎてから(60~90日程度が多い)申告しても返ってこないので、請求書や明細は日頃からしっかり管理して不正利用があったらすぐに申告できるようにしておきましょう。

「デビットカードで大金使われてしまっても全額戻るの?」という質問をよく受けますが、デビットカードの第三者使用保険には補償金額の上限が設定されています。500万円というところもあれば100万円というところもあります。デビットカードはお財布代わりとよく言われますが、お財布にあまりに高額なお金をいれておくのはどうかと思います。会員規約をチェックして補償の対象外となってしまう金額は、別の口座にわけておくのが賢明です。

また、デビットカードもクレジットカードのように「ショッピング保険」や「旅行傷害保険」がついているものがあります。どんな保険がついているかを調べて利用するカードを選ぶのも良いでしょう。

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